最近問い合わせが増えている、9価ワクチンについてお伝えします。
当院にお問い合わせいただいても現時点で下記以上の内容をお伝えすることができませんのでご了承ください。
詳細な内容については、厚生労働省や各自治体ホームページをご確認ください。

9価HPVワクチン(シルガード9)は、現時点では定期接種の対象ではありませんが、令和4年11月18日の厚生労働省の専門部会において、シルガード9を定期接種として使用可能とする方針が了承されました。現時点における接種の方針は下記のとおりです。

【1】開始時期

9価HPVワクチンの使用は、必要な法令改正等を経て、令和5年4月1日から開始する。

【2】2価HPVワクチン又は4価HPVワクチンとの交互接種について

定期接種及びキャッチアップ接種の対象者がHPVワクチンの接種をする場合は、同じ種類のワクチンで接種を完了することが原則です。しかし、2価HPVワクチン又は4価HPVワクチンを用いて規定の回数の一部を完了した方が9価HPVワクチンにより残りの回数の接種を行う接種方法(交互接種)についても、安全性と免疫原性が一定明らかになっていることや海外の取扱いを踏まえ、適切な情報提供に基づき、医師と被接種者等がよく相談した上であれば、実施して差し支えないこととする予定である。

【3】2回の接種により接種が完了となる接種方法について

9価HPVワクチンの添付文書における接種回数は3回であるが、現在、製造販売業者より、2回の接種により接種が完了となる接種方法について製造販売承認の申請がなされており、審査が行われている。今後、製造販売承認がなされた場合には、速やかに予防接種法における2回接種の導入に向けた議論を行う予定である。

なお、シルガード9に関する最新の情報は、厚生労働省のホームページも併せてご確認ください。