がん検診の目的は、がんを早期に発見し、がんで亡くなる人の数を減らすことです。
胃がんに関しても、2015年3月に『有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン2014年版』が発表されました。
その中で、50歳以上の男性・女性を対象とした対策型胃がん検診の方法として、胃部X線検査(バリウム検査)の他に、胃内視鏡検査が推奨されています。
これは、近年報告された国内外の複数の臨床研究が検討され、「胃内視鏡検査は胃がんによる死亡率を減少させる効果がある」と判断されたことによります。
近隣の神戸市や大阪市、吹田市、豊中市などでは既に胃内視鏡検査による胃がん検診が行われていますが、西宮市はいまだ行われていません。
西宮市でも早期に胃カメラで胃がん検診が行えるようになり、より正しく診断し、必要な方に治療が提供できるようになることを期待しています。