生活習慣病とは
生活習慣病とは、食事、運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、その発症や進行に関与する病気のことを指します。主に、以下のような病気があり、健康に大きく影響するものが多いです。
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 高血圧
- 大腸がんや肺がんなどに代表されるがん
- 脳卒中
- 心臓病
などです。
生活習慣病は、日々の生活習慣が深く関係しています。例えばカロリーの過剰摂取は糖尿病につながります。睡眠が十分に取れていない状況では高血圧につながる可能性もあります。また、家系に糖尿病や高血圧の方がいらっしゃると生活習慣病になるリスクが高くなると考えられています。
糖尿病や高血圧などが発症した初期の段階ではほとんど自覚症状はありません。しかし、長年持続すると重篤な症状が生じるようになります。
例えば、糖尿病では目が見えなくなる・腎臓を悪くして透析が必要になる・手足の感覚がなくなることがあります。さらに、糖尿病や高血圧は動脈硬化を促進し、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こします。
生活習慣病のなかには、肺がんや大腸がんなどの悪性疾患を見ることもあります。
予防するための5つの対策
- 運動・毎日歩く習慣を!
- 食事・主食、主菜、副菜を揃える。ゆっくり食べる。塩分は控える。
- 喫煙・今すぐ禁煙を!
- 飲酒・1日ビール中瓶1本程度、週1回の休肝日を作る。
- 睡眠・夜更かしを控え、規則正しい睡眠をとりましょう。
生活習慣病は加齢よりも、運動や食習慣、飲酒、喫煙、睡眠、ストレスなどと密接な関係があります。しかし、普段から気を使っていたとしても、コロナ禍で環境が一変してしまった人もいるのではないでしょうか。コロナ禍でも生活習慣病のリスクが高まらないように、出来ることから始めてみましょう。
予防に重点が置かれる一方、早期発見も重視されています。健診における体重測定や血圧測定は、肥満や高血圧の発見に役立ちます。血液検査を通して糖尿病や高脂血症を疑われることもあります。がんの早期発見を目的とした便検査や胸のレントゲン、胃のバリウム検査、胃カメラ検査などがあります。
定期的な健診を受けることをお勧めします。